今日、4月3日水曜日、「女声コーラス渚」の練習はお休みです。
なので、来週火曜日の4月9日がご命日にあたる関屋晋先生について書きたいと思います。
「女声コーラス渚」は昨秋、第9回演奏会を無事に終えました。
その演奏会のプログラムの「当団のあいさつ」で関屋先生にふれていますので、
許可を得て、以下に転載します。
最終ステージで取り上げた三善晃先生作曲の「四つの秋の歌」についての箇所です。
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「第9回演奏会プログラム」の「あいさつ」女声コーラス渚 中野佳洋子
(中略)
余談になりますが、私がこの曲を関屋晋先生に振っていただいて歌ったのはもう42年前です。この時の関屋先生のお言葉を紹介させてください。「四つの秋の歌」は作曲者自らの
歌曲を合唱にしたわけだが、以前私はこの作品が大好きだったので、男声合唱か混声合唱にしていただけないものかと三善先生にお願いした時、「女声合唱以外で表現できるとは思わない。」(三善先生のお話は、光の粒のように一つ一つの言葉がキラキラしているのでもっと違った言い方をされたと思うが、大体こんな意味だった)と言われて、自分の好きなものは何をしてもいいと思った私の考えの浅さを知った。
~チャーミングな関屋先生~
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三善先生作曲の歌曲「四つの秋の歌」はすでに絶版で、
自分は音楽大学の関係者の方に協力していただき、
その図書館経由でその楽譜を確認することができました。
「四つの秋の歌」というとおり、4曲の楽曲で構成されていますが、
合唱と同じ調だったのは、2曲目と4曲目。
1.駅
2.忘れられた海
3.林の中
4.枯れ葉
「枯れ葉」では、ソプラノのトップ(一番上の音)でないパートに、
歌曲の主旋律が割り振られていたりすることがわかり、
このパートが主旋律だったの?と目から鱗の箇所がありました。
「女声コーラス渚」は過去をふりかえりながらも、
次に向けて歩いていきます。
女声合唱のための「四つの秋の歌」より「2.忘れられた海」「3.林の中」
女声合唱のための「四つの秋の歌」より「1.駅」「4.枯れ葉」ダイジェスト
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